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リテラシー低くても映画は観たい

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現代っ子は知らない!?チャイニーズホラー「キョンシー」

中国に伝わる伝承で、死体を故郷に送り返すため”道士”が呪術によって死体を歩かせたのが始まりとされる中国の妖怪。
ジャッキーチェンの映画でもよく知られているアクション俳優”サモハンキンポ―”が監督を務めたアクションホラー「妖術秘伝・鬼打鬼」を元に制作されたキョンシーシリーズの原点「霊幻道士」が大ヒットしてブームの火付け役となり、霊幻道士のヒットを受けて台湾で制作されたファミリー向けのキョンシーシリーズ「幽幻道士 キョンシーズ」も大きな話題となり1980年代に一世を風靡しました。
日本での人気が凄まじく、幽幻道士シリーズのヒロイン”テンテン”は国民的アイドル並みの人気を博し、社会現象になるほどの一大ブームを巻き起こしましたが、もう30年以上前の作品なので現代の子供たちはおそらく”キョンシー”という存在自体を知らない子も多いでしょう。

キョンシーとは… リーパイロン 中国の伝承にある人間の死体の妖怪で、死後腐乱することなく人間の血を求めて彷徨い歩き、キョンシーに噛まれると噛まれた人間もキョンシーになってしまう。中国版のヴァンパイアといったところ。(ただしこのイメージは映画から広まったもの 以下映画での設定↓)

肉体が硬直しているため普通に歩くことができず、両足を揃えた状態でピョンピョンと跳ね回り、ヴァンパイアと同様、日光と鏡が苦手で、満月の夜は狂暴。
人の呼吸を察知するため息を止めると気づかれないが、キョンシーに影を踏まれると身動きが取れなくなる。

道士のお札を額に貼ることで動きを制御できるが、凶暴化したキョンシーは自ら呪縛を解くこともある。
生の餅米でキョンシーから受けた傷を治療できるほか、桃の木を削って作った聖剣や、清めた銭に弱いため物理的なダメージを与えられる。

霊幻道士

ジャッキーチェンの映画やデブゴンで有名なアクション俳優も務める”サモ・ハン・キンポー”が監督を務めた「サモハン・ホラー」シリーズを元に生まれたキョンシーホラーの原点。

ピョンピョン跳ね回る姿や影を踏まれると動けなくなる設定はこの映画から生まれたもので、人の生き血を求める吸血鬼としてのキョンシー像を作り上げたパイオニアです。

凶悪なキョンシーの恐ろしさが際立つホラー映画の雰囲気と香港映画らしいコメディタッチな場面が共存するホラーコメディ。
ワイヤーアクション満載でキョンシーと戦うガウ道士のカンフーアクションが迫力満点です。
霊幻道士シリーズの主な登場人物は何人かいらっしゃいますが、作品ごとに役柄が変わったりするのでずっと変わらず活躍するのが、主人公のガウ道士(ラムチェンイン)。とにかくクールでメチャクチャ強い。眉毛が太い。 ラムチェンイン この作品実はファミコンでゲームにもなってます。高難易度の激ムズゲーです。

ラムチェンイン主演のシリーズは8作めまでですが、それ以降もシリーズは11作ほどまで続いていて、2013年に霊幻道士とはタイトルされていないものの、リブート作品が公開されました。

霊幻道士1

ガウ道士は町の富豪ヤンから先代の改葬を依頼されるのだが、身体を縦にして埋葬したために先代は怨念を抱き成仏できないでいた。
掘り起こした遺体はまるで埋葬したばかりのように腐乱することなく生前の姿を遺したままだったため、”キョンシー”になることを恐れたガウ道士は遺体を預かることに。
しかし、強力な怨念を抱いた遺体は恐ろしい怪物になって目を覚ます・・・
キョンシー映画の原点。ホラーテイストの強い作品で、コメディ色は他のシリーズに比べるとやや抑えめ。子供の頃は普通に怖かったな・・・

霊幻道士2 キョンシーの息子たち!

洞窟で親子3人のキョンシーの遺体を発見した墓荒らしの一味は、遺体を自分たちの研究室に持ち帰るのだが、その道中、子供のキョンシーの額に付いていたお札が剥がれてしまい、子キョンシーは搬送車の中から逃げ出してしまう。
研究室に到着した一味は夫婦キョンシーの遺体を安置しておくが、お札が剥がれて助手の一人がキョンシーに噛まれてしまい、町の漢方医の元へ診察しに行くことに。
傷口を見たガウ道士(仮)はキョンシーの仕業だと気づき、研究室に乗り込むのだが夫婦キョンシーは手強く、なんとか鎮静剤で眠らせるにとどまった。そのまま遺体を処分するため冷凍車で運び出すのだが、搬送中にキョンシーが目覚めてしまい、夫婦キョンシーは子キョンシーを捜して街中をパニックに陥れる。
パート1からコメディ要素が大幅にアップ。死んでいるのに妙に感情豊かなキョンシー一家。
子供キョンシーと少女のハートフルなふれあいなど、いったいどうしたいのか若干不明なストーリー展開に。
ガウ道士の登場シーンが少なく、扱いも雑なキョンシーメインのパート2。

霊幻道士3 キョンシーの七不思議

二人の心優しいキョンシー兄弟”ダイボウ””サイボウ”と共にイカサマ霊媒師をして荒稼ぎしている”ミン”。
家に女の幽霊が出たとミンに除霊を依頼するが、本物の悪霊を前にしてミン達は逃げ出してしまう。
別の村に辿り着きそこで本物の道士(ラムチェンイン)と出会うミン達。するとそこに妖術師の一団が現れ村が襲撃される。
道士の力により妖術師の襲撃を退けたものの、ミンと行動を共にしていたキョンシー兄弟が妖術師の手に落ち、再び妖術師と相まみえることに。
ミンと道士たちはダイボウ・サイボウ達の魂を救い、村を妖術師の襲撃から守り切れるのか!?
キョンシーというより幽霊?の映画になってきた・・・?敵も妖術師なる人なのか幽霊なのかキョンシーなのか、よくわからない展開に。
サモハンキンポーがカメオ出演しています。

霊幻道士 完結編 最後の霊戦

人里離れた山奥に2軒の家があり、それぞれに道士と和尚が弟子と共に暮らしていた。しかし二人は顔を合わせると喧嘩を始めてしまうほど非常に仲が悪く、道士のいたずらと和尚の仕返しが毎日のように繰り返されていた。
そんなある日、道士の後輩が隊を成して黄金の棺を運ぶ場面に遭遇し、その棺に眠る者がキョンシーである事を知った道士は一抹の不安を覚えつつも、魔除けの力を持つ餅米を託して後輩を見送る。
その夜、森の中で突然に激しい雷雨に襲われた一隊が急いで野営の準備をしていた最中に棺の封印が解けてしまい、キョンシーが蘇ってしまう。
wikipediaより一部引用
霊幻シリーズに多く出演している俳優”アンソニー・チェン”と”ウー・マ”の二人が道士として登場するW主演作。
仲の悪い二人の掛け合いや道術合戦がちょっと面白い。
ラムチェンインは出演していない。

霊幻道士5 ベビーキョンシーVS空飛ぶドラキュラ!

水源調査の過程で村の外れにある古びた教会を訪れた道士は、そこで長年開かずの間になっていた神父の部屋で白骨化した神父の遺体を見つける。
その教会には過去に2人の神父がいたが、二人とも悪魔との戦いで命を落としたとシスターが語る。
水源を発見し新たな井戸を堀り始めた一同は、井戸の底からミイラ化した不気味な遺体を引き上げる。
呪いを恐れた道士はすぐに焼却処分するように伝えるが、遺体の胸には豪華な装飾が施された十字架が突き刺さっており、巨大なルビーが嵌め込まれていたため、欲に目の眩んだ署長は署内の銅像と遺体をすり替えて焼却させてしまう。
VSベビーキョンシーとなってますが、ベビーは戦闘にはさほど参加しません。
道士VSドラキュラ ですね。
久しぶりに不気味な正統派キョンシーホラーが帰ってきた感じですが、ベビーがいい感じでホッコリさせてくれてます。なんでペットみたいになってんのか謎ですが・・・
西洋の吸血鬼なので、対キョンシー用の道術がほとんど効かず、最終的にはガチャ押しの力技でねじ伏せますが、そのためシリーズでも屈指のスーパーアクションが楽しめます。

新霊幻道士 風水捜査編

麻薬取引にキョンシーが使われていることを知った警察は、道教の秘術を利用して捜査を進める“霊幻刑事”を事件の担当に任命する。
捜査を進めると、邪悪な魔術を使い犯罪を繰り返す日本人女性が浮かび上がる。
道士なのに捜査官という設定の異質なキョンシームービー。ラムチェンインのアクションが凄まじい。背面サマーソルトキックがワイヤーなしでできる人間なんて本当にいるんだ・・・
女性ボディ・ビルダーの西脇美智子が出演。

霊幻道士6 史上最強のキョンシー登場!!

キョンシーを故郷へ送り届ける道士と弟子たちは仕事を早く済ませるためそれぞれ別れてキョンシーを先導することに。
しかし、町の富豪のヤム家の大旦那だった遺体を移送していた弟子のアフは山中で盗賊に襲われ、キョンシーを奪われてしまう。
キョンシーを奪った一味は古今東西の怪物を研究している科学者で、人体の神秘の謎を解き明かそうとキョンシーに怪しげな施術を施し、道術すら効かない最強のキョンシーが誕生してしまう。
(ラムチェンインじゃない)道士と弟子のポンコツ3人がとにかく役立たずで今回もギャグだらけ。
ラムチェンインが時折出没するものの最後までほとんど出てこないので、一体何者なのかよくわからない人になってしまっているが、最終的にはラムが全部美味しいとこを持っていく。

霊幻道士7 ラストアクションキョンシー

霊幻道士 空飛ぶドラキュラ・リターンズ

幽幻道士

霊幻道士のヒットを受けて制作された台湾版キョンシーシリーズ「キョンシーズ」
子供向けということもありコメディタッチで描かれていて、主人公はキョンシー映画のアイドル”テンテン(シャドウリュウ)”
当時は何とも思わなかったけど、改めて見ると確かにめちゃめちゃかわいい。。。 テンテン テンテンを支えるの仲間たちと、頼りになるもの知り道士”金おじいさん”などなど、登場人物たちも個性豊か。 金 コメディタッチで描かれてはいるものの、キョンシーの強さは霊幻道士同様凶暴で特に親方キョンシーの強さは異常。シリーズを通してテンテン達を苦しめる最強の敵です。
まじめ(?)な霊幻道士シリーズには無い特殊な武器や”霊魂”と呼ばれる魂だけの戦士や皇帝直属兵士だったフルメタルキョンシー(全然メタルじゃない)という最強のキョンシーも登場してなんでもありのパラレルキョンシーワールド。 reikon シャドウリュウ主演のシリーズは6作ほどありますが、日本での人気が凄まじかったためTBSの出資により日本向けのテレビドラマシリーズまで制作される過熱ぶり。

テンテン役のシャドウ・リュウさんは日本語も堪能で10代の頃は日本でも芸能活動していました。 ちなみにスイカ頭役のリューツーハンさんはテンテン(シャドウリュウ)の実兄です。

最近はあまり日本ではお見かけしなくなりましたが、2019年公開 長澤まさみ主演「コンフィデンスマンJP」でアシスタントプロデューサーとして参加されていたそうです。

シリーズ

幽幻道士1

4人の孤児たちと大道芸の旅をする親方は、キョンシー隊の一行と遭遇するのだが、子供たちのいたずらでキョンシーに影を踏まれてしまい、親方には不吉な呪いがかかる。
町で芸を披露していると児童虐待だと通報され警察に逮捕されてしまい、親方はその夜、警察署に現れたキョンシーに襲われて命を落としてしまう。
残された子供たちは優しい金おじいさんとカワイイテンテンのいる葬儀屋に身を寄せるが、キョンシーに襲われて亡くなった親方もまた、キョンシーになってしまうことを恐れた金おじいさんは遺体を厳重に保管することに。
しかし、親方恋しさに子供たちはテンテンの協力で親方の魂を呼び出す儀式を行ってしまい狂暴なキョンシーとして蘇らせてしまう…
幽幻シリーズ一作目。子供たちに昔話を聞かせる体で物語が始まります。(最近知りました…)
ファミリー向けっぽくギャグ満載。小さなかわいいベビーキョンシーも登場し、終始ほっこりムードですが、親方キョンシーが登場するところは幼い子にはトラウマ確定の恐怖演出です。
テーマソングは日本でもおなじみの童謡”ハトぽっぽ”が使われています。

幽幻道士2

キョンシーとなってしまった親方を故郷へ送るため金おじいさん、テンテンと共に夜道を行く孤児たち一行。
道中キョンシー隊の一団と遭遇するがベビーキョンシーのいたずらによって、親方を封じていたお札が剥がれてしまい、親方キョンシーが目を覚ましてしまう。
混乱の最中、キョンシー隊を率いていた道士が親方に噛まれ、親方も姿を消してしまったため、金おじいさんは道士を治療するため子供たちと共に町に戻るのだが、道士の治療には失敗してしまいキョンシー化。
さらに道士を失ったキョンシー隊は封印を解かれ、親方キョンシーらと共に町で暴れまわっていたため、金おじいさんとテンテン達がキョンシー退治に乗り出す。

幽幻道士3

道士が亡くなり、代わりにキョンシー隊を率いることになった金おじいさんとテンテンたち一行は、森の中で馬車が盗賊に襲われている現場に遭遇して彼らを助ける。
助けられたチンとレイレイの兄妹は一行を自宅に招き歓待するが、仕事を邪魔された盗賊たちは”もみじ道士”に仕返しを依頼。
キョンシーに道術をかけて屋敷の住人を襲わせ、その間に彼らは屋敷に保管されていた”玉ががえる”の財宝を盗み出す。
狂暴化したキョンシーにより屋敷の主人のチンが殺害され、玉がえるが行方不明になってしまったことで金おじいさんと子供たちは逮捕されてしまう。
盗賊の頭の二人の名がキョンシーの生みの親”サモハン”と”キンポー”になっている。
冒頭の食事シーンがマジでおいしそう。
皇帝直属兵士のキョンシー”フルメタルキョンシー”が登場する。

幽幻道士4

子供ばかりを襲う卑劣な魔王に戦いを挑んだ青龍道士だったが、魔王は強く破れてしまう。
命からがら逃げかえるも魔王は青龍の家族を襲い、戦いの最中、青龍の妻のリンリンが魔王によって殺されてしまう。
リンリンの父親である金おじいさんは強力な法術で魔王に杭を打ち込み撃退することには成功するが、その折青龍が魔王によって連れ去られてしまう。
臨月を迎えて亡くなってしまったリンリンのお腹の子がまだ生きていることを知った金おじいさんは、法術によって子供を誕生させ、その子供を”テンテン”と名付けて育てるのだった。
それから十数年、成長したテンテンの前に行方不明だった父の青龍が記憶喪失で現れるのだが、彼は魔王に取り憑かれてしまっていた。
テンテンが成長してからの物語で、テンテン出生の秘密が明かされる。
シャドウリュウのテンテンは冒頭の数シーンしか登場しないので、成長してからのテンテン役には当サイトでもご紹介した「新・桃太郎」主演の台湾のアクション女優”リン・シャオロウ”が務めています。
シリーズお馴染みの面々が登場するものの、孤児たちと面識がなく、出会いの経緯が変わっているうえ、年齢設定も変わっているので時間軸がおかしい。
多分、他のシリーズとはつながりのない外伝(パラレルワールド)的な話なのかと思います。

新・幽幻道士 立体奇兵

”国民大運動会”なる催しで金おじいさん率いる”テンテンチーム”に敗れた町の富豪の御曹司”アンアンチーム”
アンアンは負けた腹いせに金おじいさんの義荘で預かっていたキョンシーの一体を盗み出すのだが、それはホンクンという名の元道士で肉体を透明化する術を持った狂暴なキョンシーだった。
なんとかキョンシーの暴走を食い止めた金おじいさんたちだが、”魔界”を支配するための力を得ようと目論む、金おじいさんの師匠のフウ先生がホンクンを連れ去ってしまう。
さらにはテンテン達が助けた狐の精霊”ミミ”とベビーキョンシーも魔界へ渡るための生贄として浚われてしまい、金おじいさんとテンテン達は彼らを救うために魔界へと乗り込む。
おなじみの孤児の子供たちのメンツは同様ですが、テンテンがシャドウ・リュウじゃないです。前作との繋がりみたいなのも無さそうだし、キャラ設定や世界観だけ引き継いだアナザーストーリーみたいな感じでしょうか。
場面の一部に3Dが用いられていたため”立体奇兵”とタイトルされたそうです。

外伝シリーズ

来来キョンシーズ

キョンシーとなって金おじいさんの葬儀屋に帰ってきたチビクロの父。
そのまま埋葬すると狂暴キョンシー化してしまうと恐れた浩雲道士はチビクロの母カエデに火葬にして成仏させてやろうと進言する。
キョンシーになっても父と一緒にいたいと願うチビクロは、二人の隙をついて父の遺体を盗み出すのだが・・・
TBSの出資により日本向けに制作された全10話のテレビドラマシリーズ。
主にチビクロの両親に関する話が中心で、金おじいさんの葬儀屋にスイカ頭、トンボ、チビクロとチビクロの母親が暮らしている。。。
あれ?子供たちって孤児じゃなかったのか・・・?

霊幻少女 帰ってきたテンテン

生残の恋人を探して現世をさまよう幽霊の”蘭姫”と出会ったテンテンとトンボは、蘭姫を霊界へ送り返すため金おじいさんに禁止されていた法術を使うのだが、術に失敗してしまい魔界への門が開いてしまう。魔界から次々と怨霊が現れ、金おじいさんのかつての兄弟弟子であり宿敵の”クマラ”が復活。
三人はクマラを倒すため戦いを挑む。
金おじいさん、テンテン、トンボの3人が登場する幽幻シリーズの最終章。でもタイトルは何故か”霊幻”になっている。(前後編の2部作の予定だったものの、制作会社倒産のため後編が制作されることはなかったそうです)
前半はテンテンとトンボが道術を悪用して悪戯するばかりでストーリーが遅々として進みませんが、中盤から急転。金おじいさんの過去やテンテン生い立ちの秘密が語られます。
シリーズの中でも特に人気の高かった二人をメインに構成されたプロモーション的な作品のような気がする。随分成長したテンテンとトンボが見られます。

リブートシリーズ

霊幻・幽幻シリーズ以降も中国では様々なキョンシー映画が製作され続けてきましたが、2013年霊幻道士のリブート作品として制作された「キョンシー」では、日本の「呪怨」で有名な清水崇がプロデューサーとして参加し、”チン・シウホウ、アンソニー・チェン、チョン・ファ、リチャード・ン、ビリー・ラウ”など当時の作品に出演していたキャストが数多く出演しました。

その後、当時ラム・チェンインの弟子役で出演していた”チン・シュウホウ”がその精神を受け継ぎ、道士役として主演する新たな霊幻道士シリーズが2017年から始まりました。

霊幻道士 こちらキョンシー退治局

愛経験ゼロの冴えない学生チョンティンは、ある日路地裏で人がキョンシーに襲われている現場に遭遇し、自分もお尻を噛まれてしまう。
清掃員のツォンとジーチャウの二人に助けられたチョンティンは、二人が亡くなった両親の職場の同僚だったことを知り、V.C.D.と書かれた名刺を渡される。
名刺を頼りに清掃局に赴いたチョンティンはそこで、キョンシー退治局“Vampire Cleanup Department(V.C.D.)”の存在を知る。
現代のキョンシー退治を描いた作品。
出だしはホラーとコメディがいい感じに共存したワクワクする展開だが、物語の大半が主人公のチョンティンと蘇った女性キョンシー(リン・ミンチェン)とのラブストーリーがメインになっている。ホラー感、アクション感が希薄な仕上がりになっているが、悪くはない。

霊幻道士Q 大蛇道士の出現!

チン・シウホウが道士役として描かれる新たな霊幻シリーズ。
キョンシーメインではあるものの、妖怪や道術といったオカルト的な展開が多く、ギャグや下ネタも満載。古き良き香港映画という雰囲気。
終始テーマがブレブレだけど―― まぁ、キョンシー映画はみんなそんなもんか。。。

霊幻道士X 最強妖怪キョンシー現る

二人の弟子と妖怪退治を請け負うハオ道士は、ある日地下から発掘された棺の話を聞き現地に赴くと、山猿の姿をした伝説の妖怪「サンショウ」を封じ込めた棺だとわかり、すぐに埋めなおすべきだと警察署長に訴える。
しかし、万国博覧会の開催が近づき、目玉となるサンショウのミイラを展示して手柄にしたいと考えた所長はハオ道士の要求を退け、弟子のモンチョイもろとも逮捕してしまう。
所内の遺体安置所にサンショウのミイラとともに監禁されたハオ道士とモンチョイは、そこでサンショウを目覚めさせてしまう。

完全に妖怪退治映画になってきた感はありますが、前作に比べてホラー感が増して正統派なキョンシームービーに仕上がっている気がします。

霊幻道士XI ~燃えよ! 九叔道士の桃剣

霊幻道士XII 英叔復活だョ! 全員集合

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