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リテラシー低くても映画は観たい
音楽って素晴らしい。音楽映画特集
ボヘミアンラプソディー観ましたか?
最後のライブエイドのシーンは本当にQueenのライブを見ているような臨場感があって圧巻でしたね!!
2018年 Queenのフレディー・マーキュリーの自伝的映画「ボヘミアンラプソディー」が大ヒットし、続いて今年はエルトンジョンの「ロケットマン」が公開と、近年は音楽映画が盛り上がっています。
音楽をテーマにした映画作品はどれをとってもすごく素敵な作品ばかり。
僕が感銘を受けた大好きな”音楽映画”をいくつかご紹介します。
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
監督、主演、脚本 ジョン・キャメロン・ミッチェル
オフ・ブロードウェイの大ヒットミュージカルの映画化作品。
作中で使用されている楽曲がとにかくヤバい。サウンドトラックだけでも魅力的な最高傑作です。
ヘドウィグの魅力を綴ったレビュー記事↓
> 至上のロックミュージカル ヘドウィグ アンド アングリーインチ <
始まりのうた
原題:BEGIN AGAIN 2015年公開 ジョン・カーニー監督作品
主演:キーラ・ナイトレイ、マークラファロ 出演:アダム・レビーン(maroon5)
公開当初は小規模な公開でしたが、口コミで人気が広がり、興行収益1.5億ドルを記録した大ヒット作。
プロのシンガーが吹き替えしているのかと思えるほど、きれいな歌声を披露しているキーラ・ナイトレイに注目。
始まりのうたのレビュー記事↓
> 小さな偶然が紡ぐ奇跡の音楽 はじまりのうた <
セッション
監督・脚本: デイミアン・チャゼル 主演: マイルズ・テラー
第87回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、J・K・シモンズの助演男優賞を含む3部門で受賞
2016年「ラ・ラ・ランド」でアカデミー賞6部門を受賞し、世界的に注目を浴びることになった新鋭の監督デイミアン・チャゼル。
ラ・ラ・ランドを制作するための資金を作るために制作した作品らしいですが、どう考えてもこっちの作品の方が圧倒的に面白いです。
音楽をテーマにした作品ではありますが、作品の本質は強烈なキャラクターの主人公二人の対立構造。
終始ハラハラする人間ドラマが見どころの傑作です。
セッションのレビュー記事↓ 弱肉強食 セッション
コヨーテ・アグリー
2000年公開 監督:デヴィッド・マクナリー 制作:ジェリー・ブラッカイマー
主演:パイパー・ペラーボ 出演:アダム・ガルシア
ニューヨークのイーストビレッジに実在するクラブに着想を得て制作された作品で、日本にも大阪や六本木などに支店が存在する「コヨーテアグリー・サルーン」
バーで流れる往年のヒット曲やソングライターを目指す主人公が歌う楽曲など、作品を彩る音楽がとても素敵で、
主人公の歌う曲を吹き返しているリアンライムスが映画のラストにはご本人役で出演しています。
夢を真摯に追い求める大切さと現実に立ち向かう勇気をくれる作品です。
コヨーテアグリーのレビュー記事↓ > 夢に立ち向かう勇気をくれる傑作 コヨーテ・アグリー <
ソラニン
2010年 三木孝浩監督 主演:宮崎あおい、高良健吾
浅野いにおによる同名漫画の映像化作品。
あらすじ
将来に希望を感じられず勢いで会社を辞めてしまった芽衣子と小さなデザイン会社でバイトしながら、細々とバンド活動を続ける種田。
デモCDを送ったレコード会社の一つから反応があり、将来への希望が見え始めた矢先、バンドのフロントマンである種田が交通事故により他界してしまう。
心にぽっかりと穴が開いてしまった芽衣子は「彼のことを忘れないでやってほしい」という種田の父の言葉に動かされ、種田のギターを手に取りステージに上がる。
作品を彩る音楽は当時人気の高かったバンド、アジアンカンフージェネレーション。
映画のラストで宮崎あおいがギターを手に映画の主題歌でもあるアジカンのタイトル曲「ソラニン」を熱唱するのですが、正直そんなに上手ではないんですが、そこに至るまでの過程や葛藤を思うと込み上げるものを感じて思わずグッときます。
将来に希望を感じられない若者たちがバンドという共通の夢によって結びついていく感動作です。
コメディー編
スクールオブロック
2003年公開
監督:リチャード・リンクレイター 主演:ジャック・ブラック
今やコメディ俳優として世界に名をはせるハリウッドスター、ジャックブラック。
そんな彼の名を世に知らしめた大ヒット作が「スクール・オブ・ロック」です。
ロックをこよなく愛する破天荒な主人公と個性的な生徒たちとの音楽バトルがとても楽しい作品。
あらすじ
ギタリストのデューイはロックを全身全霊で愛する男だったが、その熱すぎる情熱と勝手なパフォーマンスが原因でバンドをクビになってしまう。家に戻れば、同居している友人ネッドとそのガールフレンドから家賃を払うように言われ、進退窮まってしまう。そんな時、ネッドあてに私立学校の臨時教師の話が舞い込み、仕事が欲しかったデューイはネッドになりすまして名門ホレス・グリーン学院へと向かう。
もともと仕事などする気のない彼だったが、厳格な規律の多い学校で過ごす子供たちが無気力な事に気がつき、さらに担任したクラスの子供たちに音楽の才能があることも見つけ、子供たちとバンドを組んでバンドバトルに出場することを思いつく。
そして、授業と称して子供たちにロックのあらゆることを教え始める。最初は困惑していた子供たちだったが、やがてデューイの陽気な人柄やロックの開放感、ありのままの自分を認めてくれるデューイに魅力を感じはじめ、一緒にバンドバトルを目指して猛練習を始める。
wikipediaより引用
生徒たちが練習する課題曲として往年のロックの名曲がこれでもかと沢山登場します。
AC/DC、ブラックサバス、レッドツェッペリン、ディープパープルなどなど。
ロック好きにはそれだけでもたまらない熱い作品です。
天使にラブソングを
1992年(part1)エミール・アルドリーノ監督 1993年(part2)ビル・デューク監督
主演:ウーピー・ゴールドバーグ
ゴスペルブームの火付け役として一役買った歌う尼さんコメディー!
ウーピーゴールドバーグの大出世作です。
ウーピー演じる主人公のデロリスの強烈なキャラクターも映画を彩る修道女の面々も実に個性的。
映画の作中で聞ける曲はどれも素晴らしいのでサウンドトラックも是非入手しておきたい最高傑作です。
天使にラブソングを レビュー記事↓
> 歌う尼さんコメディー 天使にラブソングを <
伝記映画編
AMADEUS
1985年公開 ミロス・フォアマン監督作品
主演:トム・ハルス 出演:F・マーレイ・エイブラハム
19世紀の天才音楽家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生涯を描いた作品。
多くの謎に包まれた神童モーツァルトの生涯と、死の真相に迫る音楽史ミステリー。
1984年度アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞を含む8部門を受賞した神作です。
AMADEUS レビュー記事↓
> 天才の死の謎に迫る音楽史ミステリー AMADEUS <
Ray
監督:テイラー・ハックフォード 主演:ジェイミーフォックス
2004年に亡くなったソウルの神レイチャールズの半生を描いた伝記映画。
主人公のレイチャールズを演じたジェイミーフォックスは、まさにレイご自身が乗り憑ったとしか思えない怪演ぶりで、この作品でアカデミー主演男優賞を受賞しています。
差別と偏見に満ちた時代の中で波乱の人生を送った天才の生き様に胸が熱くなる感涙必死の作品です。
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映画「ダヴィンチコード」は何がスゴかったのか?
2006年 アメリカ ロン・ハワード監督作品 主演:トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ 出演:ジャン・レノ ダン・ブラウン氏の世界的ベストセラーとなった同名小説を映像化し、大ヒットを記録した作品にして、キリスト教の教義を冒涜する内容としてローマ教会が抗議した問題作。 【pri……
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ロックにはじめて触れた時の感動は今でも鮮明に覚えている。 鮮烈な印象と攻撃的な音の波に心が打ち震えて 今にも走り出したくなるような焦燥感にも似た衝動が胸の奥で沸騰するのを感じた。 意味もなくソワソワして、ジッとしているのが息苦しい。 今思うとそれは 「恋」 したときの感情にスゴク近かった……
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