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リテラシー低くても映画は観たい

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ゲームの実写映画化ってどうなのよ?

漫画やアニメなどを実写化した作品というのが当たり前になってきましたが、最近では”ゲーム”を映像化した作品が急激に増えてきました。
かつてはスーパーマリオやストリートファイター(ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演)などの実写化が話題になりましたが、当時は物珍しさが先行していただけでストーリー的な厚みや面白みに欠けるものが多く、原作の良さをほとんど感じられない、観ているこっちが恥ずかしくなるような残念な作品が多かった記憶があります。
CG技術の発達により、実写では難しかった表現が実現可能になってきたという背景もあると思いますが
最近の作品はストーリーがよく練られているので、単なる子供だましではない本当に面白い娯楽作品が多くなってきました。
子供から大人まで楽しめる、ゲームを原作とした映画をご紹介します。

トゥームレイダー

アンジェリーナジョリー主演 2001年 第1作 2003年 第2作
リブートシリーズ アリシア・ビカンダー主演 2018年 ファーストミッション

1996年にイギリスのゲーム会社が開発し、現在はスクエアエニックスの看板タイトルにもなっている人気シリーズ「トゥームレイダー」
2001年にアンジェリーナ・ジョリー主演で初めて映像化され、当時は主演のアンジェリーナ・ジョリーがPS版のララ・クロフトに激似というので話題になりました。
ララの父親役にはアンジェリーナ・ジョリーの実の父親、アカデミー賞俳優のジョン・ヴォイドが出演。
インディージョーンズの女性版といった本作は、トレジャーハンターだったララの父が残した手掛かりから、数々の古代文明の謎に迫るアクションアドベンチャー作品です。


2018年から始まったアリシア・ビカンダー主演によるリブート作品は、同時期に始まったPS3~4対応のリブートシリーズに近い内容となっていますが、やはりアンジェリーナ・ジョリーの印象が強いので、当時の作品のファンにとっては少し物足りなさが残る作品でした。
今後も続編の制作が予定されているようですが、コロナの影響で現在は無期限の公開延期となっているようです。

バイオハザード

監督:ポールSWアンダーソン 主演:ミラ・ジョヴォビッチ
2002年 第1作、 2004年 第2作「アポカリプス」、2007年 第3作、2010年 第4作「アフターライフ」、2012年 第5作「リトリビューション」、2017年 最終章「ザ・ファイナル」

ゲーム原作作品としては大成功を果たしたメガヒットシリーズ。
正直なところCAPCOMのゲームとは似つかない内容なんですが、それでも1作目は原作の雰囲気をうまく感じられる内容に仕上がっていたような気がします。
3作目以降から独自路線を突っ走りはじめ、単なるゾンビクリーチャーのアクションホラーになっていきましたが、ゲームに登場するキャラが映画にも登場するってだけでファンは喜んだものです。

ゲームから登場しているキャラでは 2(アポカリプス)でジルとカルロス、3でクレアとウェスカー、4(アフターライフ)でクリスが登場し、5(リトリビューション)でようやくレオン、エイダ、バリーが参戦。
しかしファイナルでいきなり時間がすっ飛ぶので、ほとんどの主要キャラが一掃されています。
(小説版に5~6の間の物語が描かれているそうです)

映画好きの中にはファンも多く、新作が公開されるたびに大きな話題を呼んだシリーズでした。
ゲームとは別物として楽しむのが良いでしょう。

2022年にはバイオシリーズの原点を描く新作「ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」が公開予定です。 「シネマカフェ」より

プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂

2010年公開 ジェイク・ギレンホール主演
ハリウッドのヒットメーカー ジェリー・ブラッカイマーが制作にあたり、ゲーム開発者のジョン・メックナー自身が制作に参加した意欲作。

1989年にAppleⅡ対応ゲームとして開発され、その後SFC等に移植され世界的ヒットを記録したアドベンチャーゲーム。
プリペルのレビューはコチラでも>>「不朽の名作 プリンスオブペルシャ」
2004年にリブート作品として復活し、同タイトルを映像化したのが本作です。
もともと映像の分野に興味があった開発者のジョンメックナーが制作に参加した意欲作。

ヒットマン

2007年公開 制作総指揮:ヴィンディーゼル
2015年 リブート版「エージェント47」公開
1作目2作目につながりは無く、キャストやスタッフも一新されている。

サイレントヒル

2006年公開 2012年 続編「リベレーション」公開

コナミの人気ホラーを映画化した作品。ゲーム序盤から怖すぎてリタイヤする人が続出した話題作です。
映画版もゲームに負けない恐怖を醸し出す、不気味で謎の多いゾクゾクするホラー全開ですが、最終的には魔術とかスピリチュアルな展開になっていくので、ちょっと理解が難しいストーリーです。
ゲームに登場するクリーチャーの再現度が高く、結構なグロ系ホラーなので、そっち系が苦手な人にはお勧めできません。

名探偵ピカチュウ

2019年公開
ティムは長い間会っていなかった父ハリーが事故で亡くなったという連絡を受け、ライムシティを訪れる。
探偵業を営んでいたハリーの部屋でティムは1匹のピカチュウと出会うのだが、ティムにはなぜかそのピカチュウの言葉を理解することができた。
ピカチュウは自らが記憶喪失であることを明かし、自分はハリーのパートナーだったはずであること、自分が生きているのだからハリーも生きているに違いないことをティムに訴える。
ティムとピカチュウは、新米記者ルーシーの協力のもと、ハリーが事故の前に追っていた謎の薬品を巡る事件について調べ始める。

愛くるしいルックスに可愛らしい鳴き声のみんな大好きピカチュウが主人公として登場するポケモン初の実写化作品。 アニメでよく知るあのキャラクターが実写化するのかと思いきや…
若干薄汚れた毛並みに、低くて渋いダンディーボイスのピカチュウが映画の予告編で登場してファンがざわついた問題作。
しかし作品を見てびっくりしました。
可愛げのないピカチュウがダンディーに見えてくるから不思議です。
ポケモンと人間が共存するゲームの世界観をそのまま映像化した雰囲気が良くできていて、シナリオも丁寧に作りこまれています。
老若男女、友達や家族と一緒に楽しめる映画なので、作中に登場するポケモンをみんなで探すのも楽しい作品です。

ソニック・ザ・ムービー

2020年 公開
宇宙の果てで育ての親であるフクロウのロングクローと平和に暮らすソニック。
ソニックには自分でも気づいていない秘められた力があり、ある日それを狙うナックルズ族に襲われ、ロングクローの助けを借りて、他の惑星へのポータルを作り出すことができるリングでソニックは地球へ瞬間移動する。
10年後、モンタナ州グリーンヒルズの町の近くで誰にも見つからないように一人で暮らしていたソニックは、孤独から偶然に秘められた力を開放してしまう。
ソニックの不思議な力に気づいた国防総省は、天才科学者ドクター・ロボトニックに不思議な力の調査を依頼する。

日本よりも海外での人気が凄まじいSEGAの看板タイトル「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」
主人公のソニックは当然ながらCGですが、人間世界に紛れ込んだソニックが生き生きと描かれています。
ゲームとは少し違ったシナリオですが、映画オリジナルのストーリーでも十分に楽しめる内容です。
そしてなにより、コメディが光る名優ジム・キャリーの怪演が見どころの一つ。
スマートなルックスのジムがDr.EGGmanとは似ても似つかないと思いきや……
ぜひ本作をご覧になって確認していただきたい。
続編を予感させる結末なので次回作にも大いに期待です。

今回ご紹介した作品はほんの一部で、ちゃんとヒットしたもの(私自身が観て面白かったもの)だけを紹介しています。
検索すると「えっ、こんなのも映画化してたの!?」というのが沢山出てくるので、興味がある方は検索してみてください。
また、今後公開予定、制作予定のものの中にはトレジャーハンターゲームの傑作「アンチャーテッド」や、2020年のヒットタイトル「Ghost of Tsushima」も制作が決定しているとか。

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