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音楽が無いと生きていけない
世界で一番好きなバンドは「ZI:KILL」です
ロックにはじめて触れた時の感動は今でも鮮明に覚えている。
鮮烈な印象と攻撃的な音の波に心が打ち震えて
今にも走り出したくなるような焦燥感にも似た衝動が胸の奥で沸騰するのを感じた。
意味もなくソワソワして、ジッとしているのが息苦しい。
今思うとそれは 「恋」 したときの感情にスゴク近かったような気がする。
あのとき僕は 『Zi:Kill』 というバンドに恋をした。
はじめてZIKILLに出会ったのは小学5年生の頃。
「BadMan」という曲のMVを見て一目で恋に落ちた。
それまでも音楽を聴くことはあったけど、思えば―
音楽を音楽と意識して聞いたことがなかったような気がする。
友達が聞いているとか、何かのアニメのOPだったり、CM曲だったり
ロックに出会うまでの僕は”何となく”音楽を聴いていたにすぎなかった。
ZIKILLとの出会いは
ロックという音楽ジャンルを知り、
音楽に対する向き合い方と価値観が変わった瞬間だった。
僕にとってZIKILLはHEROだった。
今でこそヴィジュアル系という音楽ジャンルがロックの一体型として広く認知されるようになりましたが、
ZI:KILLはヴィジュアル系という言葉がまだ世に定着していなかった頃の伝説的バンドです。
Xjapan、LUNASEAと並ぶエクスタシーレコーズの代表格で、
インディーズの時代には当時では異例といえるオリコンランキングにチャートインするという快挙を成し遂げた怪物。
当時はXと並ぶほどの人気を博していたようですが、
メンバーがなかなか固定せず、アルバムごとにドラマーが変わっていたのは有名な話です。(現L’arc-en-Cielのyukihiroさんも所属していた時期があります)
1994年5月解散。メジャーデビューからわずか3年という短い活動期間でした。
70~80年代ニューウェイブやスラッシュメタル、パンクなどの影響を強く受けているようで、
アングラな空気感とファンクなビート感を併せ持ち、グラムロック的な印象を強く感じる音楽性が特徴で、
今でいうところのV系とはかなり毛色の違うタイプのバンドであったことは間違いありません。
vo.TUSKのハスキーな声質とその魅力を生かした特有の歌唱法に加え(今でいうスクリーモ)個々の高い演奏技術も相俟って、
誰にも真似できない独特の雰囲気を放つカッコいいロックを聞かせてくれました。
よく言う”○○風なバンド”とはとても形容できない確かな個性があり、過去から現在において”ZIKILL風”なバンドは現れていませんし、今後も現れないと思います。 解散してすでに20年以上経過した現在も一部のロックファンから根強い人気を誇っている彼らですが、
だんだんと音源も手に入りづらくなってきました。特に映像作品はVHSでの発売しかされていないので、オークションなどでもプレミアが付いています。
youtubeにいくつか上がっていますが削除されたりするので、DVD化してくれると嬉しいんですがね。。。
メジャーデビュー直後に直面したレーベルとのトラブルで活動休止を余儀なくされたZIKILLを追ったドキュメンタリー『OpenTheGate〜天国への階段〜』は感動的な作品に仕上がっています。
40代以降のロックファンなら知っている方は多いと思いますが、30代中盤以前の世代には殆ど知られていないので(少なくとも僕は同世代で知っているという人に会ったことがありません)
もう少し長く続けて世間の認知度も上がっていれば、日本の音楽シーンが少しだけ変わっていたかもしれないと思えてならないのは自分だけではないはずです。
ZI:KILL data
Vocal…TUSK(板谷佑) CRAZE,THE SLUT BANKS~現:新宿心音会(ソロ)
Guiter…KEN(松平健) CryBaby~,スタジオミュージシャン
Bass…SEIICHI(飯田成一) CRAZE,johnny loves brautigan~現:Vez,Daisy*glitteR,ソロ等
Drums…
~’89 MASAMI
~’90 YUKIHIRO DIE IN CRIES~現:L’Arc en Ciel
~’91 TETSU BODY,CRAZE~現:DERANGER
~’94 EBY 現:AUTO-MOD,音楽プロデューサー
BESTBOX
Disc1:
1.LONENY 2.NIGHT・CALL
3.ヒステリック 4.Don’t Ask Me!
5.華麗 6.Real of the world
7.ユア フェイス 8.PEOPLE PURPLE
9.MO MORE TO SAY 10.I4u
11.FOR ME 12.Kiss Me Good-Bye
Disc2:
1.少年の詩 2.CALLING
3.I LOVE CAT 4.LOST
5.CRACK EYE 6.I LOVE YOU
7.憂鬱 8.Paradise
9.Suiside~想い出なんて~ 10.ナニモイラナイ
11.SLAW DOWN
真世界-Real of the world-
1.High school game [★]
2.J [★]
3.GHOST [★]
4.Non fiction
5.Real of the world
6.Lost
7.Boy& Gun
CloseDance
1.TERO [★★]
2.WHAT’S [★★★]
3.Secret Romance [★]
4.I4U [★★★]
5.Last this time [★]
6.The law
7.Hysteric [★★]
8.Plastic life [★]
9.Bad taste [★]
10.憂鬱 [★★]
11.For my life [★]
ジャケットは漫画家楠本真紀先生。
TOMMOROW…
1. DON’T ASK ME! [★★]
2. CRACK EYE [★]
3. GHOST
4. WHAT’S
5. J
6. LAST THIS TIME
7. HIGH-SCHOOL-GAME
8. YOUR FACE
9. PLASTIC LIFE
10. FOR MY LIFE
11. TERO
12. HERO [★★★]
Desert Town
1. DEAR JUNK
2. ROUND AND FATE [★]
3. LONELY [★★]
4. DESERT TOWN [★★]
5. THIS TOWN DIE [★]
6. 少年の詩 [★★]
7. NIGHT CALL [★★]
8. 笑ってごらんよ [★★]
9. SUICIDE ~想い出なんて…
10. Paradise [★★]
メジャーデビューアルバム。メジャーデビューシングル「LONLEY」収録。
DISGRACE-THE BEST
1.Dear junk 2.Round and fate
3.LONELY 4.Desert town
5.This town die 6. 少年の詩
7.Night call 8. 笑ってごらんよ
9.Suicide ~想い出なんて… 10.Paradise
11.Your face 12.HERO
13. I4U 14. 華麗
活動休止期間中に発表されたベストアルバム
IN THE HOLE
1.IN THE HOLE
2.華麗 [★★]
3.TOUCH ME [★★]
4.Kiss Me Good-Bye
5.SLOW DOWN [★★★]
6.AC/DC [★★]
7.CRACK EYE
8.NO MORE TO SAY [★★★]
9.HEAVY DAMAGE [★]
10.Mr.Market [★★]
11.Miss You
長い活動休止を経て再起を遂げた最高傑作。
ROCKET
1.あえげ!メス豚
2.FLY [★]
3.FOR ME [★★]
4.I LOVE CAT
5.CALLING [★★★]
6.ナニモイラナイ [★★]
7.Bad Man [★★★]
8.PEOPLE PURPLE [★]
9.I LOVE YOU [★]
10.ROCKET [★★]
事実上最後のオリジナルアルバム。アニメ映画「餓狼伝説」テーマソング「CALLING」収録。
好きな楽曲に★をつけています
映像作品
DESERT TOWN TOUR 1991
メジャーデビューアルバム「DESERTTOWN」の発売と同時に敢行された全国ツアー。
ツアーファイナルのNHKホールで行われたLIVEの模様を収録したライブビデオ。
活動休止前のZIKILLの貴重な映像作品。
HEROのMVが収録されている。
OpenTheGate〜天国への階段〜
メジャーデビュー直後に直面したレーベルとのトラブルで活動休止を余儀なくされたZIKILLを追ったドキュメンタリー。
SLOWDOWNのMVが収録されている。
VIDEO ROCKET TOKYOSIDE
アルバム「ROCKET」の全曲を映像化したMV集。
収録曲:
1.For Me
2.PEOPLE PURPLE
3.あえげ!メス豚
4.FLY
5.I LOVE YOU
VIDEO ROCKET LONDONSIDE
アルバム「ROCKET」の全曲を映像化したMV集。
オールロンドンロケ。
収録曲:
1.BadMan
2.CALLING
3.I LOVE CAT
4.ROCKET
5.ナニモイラナイ
6.BadMan(別ver.)
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ロックにはじめて触れた時の感動は今でも鮮明に覚えている。 鮮烈な印象と攻撃的な音の波に心が打ち震えて 今にも走り出したくなるような焦燥感にも似た衝動が胸の奥で沸騰するのを感じた。 意味もなくソワソワして、ジッとしているのが息苦しい。 今思うとそれは 「恋」 したときの感情にスゴク近かった……
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