テレビで育った世代
ホラードラマの金字塔「エコエコアザラク」
テレビ東京系列、ギャガコミュニメーションズ 1997年
秋田書店「少年チャンピオン」にて連載されていた古賀新一によるホラー漫画を映像化した作品で、第1作目は1995年に映画として”吉野公佳”主演で制作。
その後、ドラマ、映画で続編が制作され、新人女優の登竜門的なドラマとして人気を博しました。
(当時の作品には菅野美穂や加藤夏希なども出演しています)
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現代の地上波ではたとえ深夜枠でも絶対に放送不能なほどエログロだった最恐のダークファンタジー「エコエコアザラク」
その人気を一気に全国区まで高めたのは、何といっても1997年から始まったドラマシリーズで主演を務めた”佐伯日菜子”さんの黒井ミサの存在です。
ものすごい美人なのに、どこか狂気を宿した鋭い眼光と、常に血に塗れているミサの役柄がハマりすぎでした。
ミサが笑うシーンは殆ど無く、常にクールで無表情。僅かに登場する笑顔のシーンでも何故か不気味に見えます・・・ 自分に危害を加えようとする人間や性犯罪者には容赦がないミサ。
弱い者のために戦う心優しい一面があるものの、悪人を徹底的に追い詰める非情さはダークヒロインの名にふさわしい恐ろしさ。(第15話「復習」でその恐ろしさが垣間見れます)
黒魔術を悪用したり、悪いことすると手痛いしっぺ返しを食うよ 的な教訓じみた話が多いですが、なにも殺さなくてもよくない?みたいな展開も結構多いです。
深夜ドラマでありながら異常な高視聴率を記録し、ミサ役にどハマりの佐伯日菜子さんは以後”ホラークイーン”と呼ばれるほどホラー作品への出演が増えました。
ドラマが放送されていた当時、神戸のあの事件が発生し事件に配慮したテレ東は放送を中止しました。あのテレ東が。
犯人逮捕後に一部の放送局でのみ最終話まで放送され完結。
僕の地元では随分経ってから再放送という形で再開されていたような気がします。
最近になって見返していて気づいたんですが、何気にエピソード1のクラスメイト役に”ゆず”の北川悠仁が出演してて驚きました。役者もやっていたんですね。しかも結構いい役。
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