- ホーム
- Gの構成元素
- リテラシー低くても映画は観たい
- 弱肉強食「セッション」
リテラシー低くても映画は観たい
弱肉強食「セッション」
2014年 監督・脚本: デイミアン・チャゼル 主演: マイルズ・テラー
第87回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、J・K・シモンズの助演男優賞を含む3部門で受賞
2016年「ラ・ラ・ランド」でアカデミー賞6部門を受賞し、世界的に注目を浴びることになった新鋭の監督デイミアン・チャゼル。
ラ・ラ・ランドを制作するための資金を得るために制作した作品らしいですが、どう考えてもこっちの作品の方が圧倒的に面白いです。
あらすじ
アメリカ最高峰の音楽学校シェイファー音楽院の初等科に通うアンドリューはある日、最上位クラスを指導するフレッチャーに引き抜かれ、彼の指揮するバンドのドラマーとして加入する。
しかし、フレッチャーは非常に短気で暴力的な人物。
少しでも気に入らない演奏をすると平気で人を殴り、手当たり次第に物を投げつけ、何の説明もなく突然クビを言い渡す。
そんなフレッチャーのバンドになんとか食らい付いていこうとアンドリューは孤軍奮闘していく・・・
登場人物、特にバンドの指揮者 フレッチャー(J・Kシモンズ)の強烈なキャラクターが圧倒的。
あり得ないくらい理不尽で暴力的、終盤にかけてだんだんとイイ人になっていくのかなと思いきや最後の最後までクソヤロウでしたww
主人公のアンドリューは反抗しながらもフレッチャーの確かな才能に惹かれて彼の横暴にも耐え続けますが、フレッチャーのあまりの理不尽さに一度は彼の元を離れます。
最終的には良い関係になるのかとおもいきや・・・
音楽をテーマにした作品ですが、アンドリューとフレッチャーという2人の対立と攻防を描いた人間ドラマが見どころ。
人間ドラマなのに、終始ハラハラしてしまう心を揺さぶられる作品です。
関連記事
-
泣いて当たり前「君の膵臓を食べたい」
-
現代に蘇る恐竜の恐怖「ジュラシックパーク」
-
悪の鑑「JOKER」
-
タイムトラベル映画最高傑作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
-
逆境から勝利をつかめ!「アフリカンダンク」
-
知ってる?ワイヤーアクション満載の台湾流「新・桃太郎」
Gの構成元素 でよく読まれている記事
-
リテラシー低くても映画は観たい
映画「ダヴィンチコード」は何がスゴかったのか?
2006年 アメリカ ロン・ハワード監督作品 主演:トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ 出演:ジャン・レノ ダン・ブラウン氏の世界的ベストセラーとなった同名小説を映像化し、大ヒットを記録した作品にして、キリスト教の教義を冒涜する内容としてローマ教会が抗議した問題作。 【pri……
-
音楽が無いと生きていけない
世界で一番好きなバンドは「ZI:KILL」です
ロックにはじめて触れた時の感動は今でも鮮明に覚えている。 鮮烈な印象と攻撃的な音の波に心が打ち震えて 今にも走り出したくなるような焦燥感にも似た衝動が胸の奥で沸騰するのを感じた。 意味もなくソワソワして、ジッとしているのが息苦しい。 今思うとそれは 「恋」 したときの感情にスゴク近かった……
-
名古屋系の最高峰「ROUAGE」
-
今更だけど、ヴィジュアル系の魅力について語りたい
-
ホラードラマの金字塔「エコエコアザラク」