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リテラシー低くても映画は観たい
カンフーヒーロー ジャッキー・チェン
1972年カンフーアクションの伝説”ブルース・リー”の映画にエキストラとして出演し、その後自身でも監督、出演を務めながら数多くのヒット作を発表。
2021年現在 67歳にして、いまだ自身でハードなアクションをこなし、数多くの映画に出演している生きる伝説。
御年67歳にしていまだ現役。
近年でも多くのアクション作品に出演し続けている「ジャッキー・チェン」は、子供の頃、男の子なら誰もが憧れたカンフーヒーローでした。
スピーディーでド派手なアクションの中にクスッと笑える楽しい動きが沢山盛り込まれているのがジャッキーアクションの魅力。
シリアスな復讐劇の多かったカンフー映画にコメディの要素を取り入れ、全世代が楽しめる娯楽作品にしたことで、ジャッキーチェンの映画は大ヒットし、一躍世界のトップスターとなりました。
動物の型を模した鶴拳や蛇拳、虎拳など独特のファイトスタイルを持つ中国拳法が映画の中に数多く登場するので、蟷螂券や酔拳をジャッキー映画で知ったという人も多いはず。
ものすごい数の作品に出演しているので、さすがに全部は観れていませんが、子供のころ夢中になって観ていたジャッキーのカンフー映画は僕の人生において多くの刺激を受けた傑作ばかりです。
1976年 タイガー・プロジェクト/ドラゴンへの道 序章
監督: ナイ・ホイフン
ジャッキーチェン初の主演作品。
ブルース・リーが亡くなり、カンフー映画の人気が衰えてしまったことで、香港では公開されなかった。
日本でジャッキーブームが起こると注目され、邦題「燃えよ・ジャッキー拳」というタイトルで再リリースされたが、
その後、新撮映像等を加えて再編集され「必殺鉄指拳」というタイトルで再リリースされている。
1978年 天中拳 カンニングモンキー
ジャッキーによるコメディカンフーアクションの原型。
武術の心得の無い主人公がカンフーの指南書を見ながら、見様見真似の即席カンフーで強敵を倒すコメディ色の強い作品。
「第2のブルース・リー」を掲げたロー・ウェイ監督のシリアス路線に悩んでいたジャッキーが、独自に若手スタッフたちを集めてコメディ色の強い作品として制作した。
そのため、激怒したロー・ウェイ監督がお蔵にしてしまい、ジャッキー人気に火が付く1980年まで公開されなかった。
1978年 酔拳 ドランクモンキー / 蛇拳 スネークモンキー
【Blu-ray】ドランクモンキー・酔拳/スネーキーモンキー・蛇拳
【Blu-ray】酔拳 ドランクモンキー
「酔拳 ドランクモンキー(字幕)」
【Blu-ray】蛇拳 スネークモンキー
「蛇拳 スネークモンキー(字幕)」
キャストや設定などを同じくした姉妹作品であり、蛇拳はジャッキーアクションでは初めてのヒット作となった。
独特のファイトスタイルを数多く有する中国拳法の中でも特に異色の2つの拳法”酔拳”と”蛇拳”
この作品でそういうカンフーがあるんだと知った人も多いはず。
1980年 ヤングマスター
1983年 プロジェクトA
イギリス植民地統治下の香港で水上警察のに所属するドラゴン達が海賊の被害に苦しむ市民を守るため奮闘する。
ジャッキー映画の代表作。
映画製作プロジェクトのコード名が「A計劃」と呼ばれていたのがそのまま映画のタイトルになった。
1作目にはサモハンキンポウやユンピョウなどジャッキー映画常連のスターたちが出演。
ジャッキーが時計塔から落下するスタントシーンが有名。
続編の「プロジェクトA2」も制作されているが、舞台設定などを継承しているだけで、物語的なつながりは薄い。
1984年 スパルタンX
サモハン・キンポー監督作品
スペイン・バルセロナを舞台に、ワゴンカー「スパルタン号」による軽食販売で生計を立てるトーマス(ジャッキー・チェン)、デヴィッド(ユン・ピョウ)の二人と、探偵モビー(サモ・ハン・キンポー)が謎の集団に誘拐されたシルヴィア(ローラ・フォルネル)を助けだそうとする。
トーマス(ジャッキー)を主人公とした同名のゲームがファミコンで発売されているが、ストーリは全く違う。どちらかと言えばブルース・リーの「死亡遊戯」に内容が近い。
開発はマリオシリーズの生みの親 宮本茂 氏。
1985年 香港国際警察 ポリスストーリー / 1988年 ポリスストーリー2
ジャッキー自身が主演、監督、脚本、武術指導を指揮したヒット作。
香港警察に所属する敏腕刑事チェンが香港を根城に暗躍するマフィアを相手に孤軍奮闘するアクション。
1988年、1992年と4作まで続編が制作されている人気シリーズ。
2000年代になって「NEWポリスストーリー」「REBORN」と新たなポリスストーリーが制作されているが、コチラは続編ではない模様。
1989年 奇蹟 ミラクル
1961年に公開されたアメリカ映画「ポケット一杯の幸福」をジャッキー流にアレンジ、リメイクした作品。
ジャッキー曰く自身の作品の中で最もお気に入りの映画らしい。
1992年 ツインドラゴン
ジャッキーが一人二役を演じたことでも話題を呼んだ
幼い頃に生き別れとなった双子兄弟のジャッキーとマー。
悪友に囲まれ、腕っぷしが強く育ったジャッキーと、ニューヨークの裕福な家庭で育ち、有望な指揮者になったマーの二人はある日偶然再会を果たすのだが……
1993年 シティハンター
北条司の人気漫画をジャッキーがリメイク。
キャラクターや設定はたしかに原作をなぞっているが、銃の名手である冴羽獠をカンフーマスターのジャッキーが演じるのはちょっと無理があった。
観ている方がなんだか恥ずかしくなる作品。。。
1994年 酔拳2
世界中で大ヒットを記録し、酔拳ブームを巻き起こした傑作。
前作との繋がりは無いが、前作以上の酔拳のキレやアクションはジャッキー映画の中でも随一の迫力。
ラストは酔っ払い過ぎてもはや酔拳とか関係なく、ゴリ押しで相手をねじ伏せる。
1995年 レッド・ブロンクス
ジャッキーがハリウッド進出を視野に、ニューヨーク・ブロンクスを舞台にした作品。
映画のヒットによりアメリカでのジャッキー人気が火が付き、その後ラッシュアワーなど本格的なハリウッド映画への出演を果たしていくことになる。
1992年 ポリスストーリー3 / 1997年 ファイナルプロジェクト
香港国際警察/ポリスストーリーシリーズの続編。ファイナルプロジェクトは4にあたる。
1993年 新・ポリスストーリー
ポリスストーリーと関しているが、香港国際警察シリーズではなく、香港で実際に起こった資産家誘拐事件を映像化したノンフィクション。
実際の事件をもとにしているので、シリアスな内容に仕上がっており、ジャッキー作品でお馴染みのアクションはほとんどない。
ジャッキー映画としては異色の作品だが、丁寧に作りこまれた映像や脚本、アクションなど非常によく仕上げられている。
刑事ドラマが好きな人はきっと好きな映画。
1998年 WHO AM I?
南アフリカで活動中に事故で記憶を失い、周辺の部族に命を救われた主人公。
自分の素性が分からないため「俺は誰だ(Who am I?)」というと、そのまま通り名が「フーアムアイ」となる。
自分の素性を知るための旅に出た彼は、近隣で開催されていたラリーの選手ユキや新聞記者のクリスティーンと出会い文明社会へ戻るが、
やがて彼の前にCIAのモーガンという男が現れ、ある秘密を守るためにフーアムアイを暗殺しようと迫ってくる。
1998年 ラッシュアワー
クリス・タッカーとの共演で話題を呼んだ人気作。
2001年 続編ラッシュアワー2 2007年 ラッシュアワー3
2000年 シャンハイヌーン / シャンハイナイト
オーウェン・ウィルソンとの共演で話題を呼んだ。
興行的にはあまりふるわず、2作で完結している。
2002年 タキシード
2003年 メダリオン
NEWポリスストーリー
2004年 出演:ダニエル・ウー
香港国際警察シリーズの続編ではなく、設定もキャストも一新されている完全新作。シリアスなストーリーで年齢を重ねたジャッキーがかなり過激なアクションに挑戦している。
殺人をゲーム感覚で楽しむ犯人グループを追うチャン警部だったが、犯人の罠にかかり、チーム全員を殺害されてしまう。
失意の中、警察を退職したチャンの元に新任のシウホンが現れ捜査を再開しようと持ち掛ける。
2009年 新宿インシデント
日本と香港の合作。ジャッキー映画にしては珍しい日本を舞台にした作品。
竹中直人、加藤雅也ら日本の俳優も出演。
ジャッキーがアクション封印宣言をしたため、アクションが一切なく、日本のやくざ映画的な雰囲気に仕上がっている。
ベスト・キッド
1984年に公開されたヒット作のリメイク。
主演はハリウッドスター ウィル・スミスの息子ジェイデン・スミス。
普段主演が多いジャッキーが助演として登場するのも珍しい。
2013年 ポリスストーリーLEGEND
ポリスストーリと関しているが、香港国際警察シリーズの続編ではない。
2015年 ポリスストーリーREBORN
ポリスストーリと関しているが、香港国際警察シリーズの続編ではない。レジェンドとの繋がりもない模様。
レジェンド同様にシリアスなストーリーかつ、お馴染みのアクションも満載。
タイトルがポリスストーリーになっているだけで、全く別物のSFアクションて感じの映画です。(ただ、エンディングはいつものあの曲が使われている)
シドニーのオペラハウスのてっぺんでの戦闘シーンが有名かも。
2017年 THE Foreigner (復讐者)
中国・アメリカ・イギリスの合作。出演:ピアース・ブロスナン
テロにより一人娘を失ったクァンは、事件の黒幕を突き止めるため孤軍奮闘する。
次第に事件の陰にアイルランドの副首相リアムが関わっていることを突き止める。
すっかり年を取ってしまったジャッキーですが、晩年の孤独な父親の姿が非常に板についています。
他の作品に比べてアクションは大人しめですが、シリアスなストーリーが胸を打ついい作品です。
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