ゲームは総合芸術だ
ソシャゲ名作回顧録①「BURIED TOWN」
当ブログでもスマホゲームはゲームじゃないと何度か記事にしているので、正直スマホゲームを楽しいと感じたことがないんですが、
そんな僕でもハマった本当に面白いゲームアプリはいくつかあります。
今回はそんな辛口ソシャゲ開発者が選ぶ良質アプリをご紹介します。
※注意:すでに運用が終了しているので、DLできない、現在の最新端末では動かない可能性がありますので悪しからず。
ゾンビサバイバル「BURIED TOWN」
リリース:2014年 開発:locojoy game 無料(アイテム課金)
ゾンビの襲来により崩壊してしまった街で、生き残るサバイバルゲーム。
ゾンビをテーマにしたゲームはたくさんありますが、派手な演出やアクションが一切なく、イラストとテキストだけですべてが進行していくサウンドノベル的な雰囲気がある意味魅力の作品です。
「傷の具合」「感染」「空腹」「睡眠」「気分」「体力」と複数のパラメータがあり、ゲーム開始時から何もしなくてもこれらのパラは常に減り続けます。
ゾンビとの戦闘シーンも↑のようにイラストとテキストだけで進行し、細かなパラなどの表示が一切ないので、あとどのくらい耐えられるかという不安が常に付きまとうサバイバル感満点のゲームシステムです。
「体力」が”0”になると死亡してしまうので、プレイヤーはパラを回復させるための物資や食料を、街の中を探索してかき集めるのですが、何が出るかはランダムな部分も多いため、運がかなり作用する理不尽さもあります。
物資を利用して戦闘や収集作業の助けとなる武器や道具を作ることができますが、物資を調達するのも命がけ。町のいたるところにゾンビが徘徊しているので、主人公のコンディションに気を付けながら進むか後退するか、常に選択を迫られます。 一日でも長く生き延びるのがこのゲームの目的なので、いかにリソースを節約して効率よく物資を集めるかがカギとなってくるのですが、無課金では30日以上生き延びるのは至難です。
白黒に警告色の赤だけというシンプルなデザインながら、終末世界の絶望的な雰囲気がグラフィックからにじみ出ている秀逸なゲームデザインが魅力の作品です。
運要素は強いですが常にハラハラさせられるシビアなゲームバランスと、若干不親切なUIがより一層サバイバル感の強さを醸し出しています。
「一日でも長く生き延びる」
ただそれだけが目的のゲームですが、そのシンプルさがゲームの雰囲気とマッチしていて、時間を忘れて夢中になれる中毒必須の傑作です。
続編となる「BuriedTown2」も存在するのですが、Android版は不具合が多すぎてまともに動きませんでした。
2021年現在、GooglePlayからは削除されていますね。気になる方は検索してみてください。
この記事を書いているときに知りましたがなんと!
Steam版が存在します!
BuriedTowm Steam
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