
読書感想文
漫画とは思えない臨場感「GANTZ」
累計2100万部、2000年〜2013年までヤングジャンプで連載されていた、SFアクション『GANTZ』。 GANTZ:O公式サイト http://gantzo.jp/
CGを駆使した過激でグロテスクな暴力シーンやメカニックデザイン、視覚効果など、漫画表現の新たな可能性を切り開いた画期的な作品でした。
心理描写や臨場感が非常にリアルで、特に圧倒的な強大さを持つ敵に対峙する人類の絶望的な戦いは漫画とは思えないほどの緊張感で描かれています。
Gantzの登場以来、類似するようなパニック物の漫画が圧倒的に増えましたが、Gantzの表現力を上回る作品はまだ無いと思います。(そういった作品は自分にはどれもGantzの焼き直しにしか見えません。)
スピード感溢れる展開は一度読み始めたら止まらなくなり、作中に読者を引き込み夢中にさせる力は他に類を見ません。
漫画を読んで本当に心拍数が上がるなんて経験はこの作品が初めてでした。
敵は一体何者なのか? 何故殺し合いをさせられるのか?
こんな奴本当に倒せるの? 死ぬかも・・・
気づくと主人公たちと同じようなことを考えながら漫画を読み進めている自分が居ます。
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