
デザイン
LightRoomが優秀すぎる
先日、お子様の描いた絵を補正するという作業をしたのですが、スマホで撮ったらしく元絵が暗く、彩度も低く、
極力原画のディテールを変えないようにとのオーダーだったため非常に苦労しました。
Photoshopで頑張って補正作業してみてもなかなか思うような色が出ず、試しに”LightRoom”を使ってみたらPhotoshop使うよりも断然楽だったので、備忘録を残すことにしました。

全体的に暗いので単純にトーンカーブであげようとすると、明るい部分が飛んでしまいます。 背景の紙の白がくすんでしまっているために色を出そうとすると背景が暗くなり、背景を明るくすると手描きの色が飛んでしまうという・・・
おまけに暗い部分の背景と手書きの黒いラインの色が近いので、一緒に飛んでしまいます。。。
Photoshopだと、明るい部分と暗い部分でマスクを作って別々に補正するというのが一般的かと思われますが、結構時間がかかります。 ーーで、これをLightRoomで作業してみます。
LightRoomに読み込んだ画像を試しに自動補正してみます。 結果としてはPhotoShopで一律トーンの調整した感じに近くなるかと。若干暗さは残りますね。
それでも元絵のディテールはきちんと保持してくれてます。 スライダーをいじって微調整して概ねいい感じに。
次にやっぱりマスクで暗い部分だけ上げてみます。
グラデーションマスクでエリアをざっくり作ってみると・・・
なんてことでしょう! 超簡単に写真が明るくなりました。 さらにスライダーをいじって微調整。
この間およそ10分。
photoshopでなんども調整レイヤー作って、マスク作って、やり直してで2〜3時間無駄にしたのが馬鹿馬鹿しくなるほどあっさりと、欲しいものに近い画像に調整できました。

CCにバンドルされているだけのお手軽ソフトだと思ってナメてました・・・
PhotoShopでどうにもならないと思ったらLightRoomでいじってみるのも手ですね。
(多分頑張れば同じこと・・・・というかそれ以上のことがPhotoshopにはできるんですが、面倒なんで・・・)
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