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リテラシー低くても映画は観たい

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泣いて当たり前「君の膵臓を食べたい」

2017年公開 月川翔監督作品 原作:住野よる 主演:浜辺美波、北村匠海

無料の小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿され、口コミで人気が広がり書籍化。本屋大賞をはじめとして多くの賞を受賞し、一躍ベストセラーになった作品を原作に、大人になってからの”僕”を描く新たな要素を追加して制作された感動作。
浜辺美波x北村匠海という人気急上昇中の二人の若手俳優の主演により映画は大ヒットし、その後もアニメ~漫画と多方面に広がりを見せた2017~2018年日本中を席巻した話題作です。

ラブストーリーとか嫌いなので普段全然見ないんですが、この作品は友人にゴリ押しされて嫌々観たというような経緯があります・・・
初めて観たときは映画公開から2年は経過していました。主人公が死ぬのが解っているので結末の想像がついてしまうのと、”絶対泣く”だろうなという予感もあり、何となく毛嫌いしていたわけです。
動画サービスでちょうど無料公開が始まったから「しょうがねぇ、観てやろうじゃないか」と完全になめてかかっていたわけですが・・・
いや・・・スミマセン。。。ゴリ押ししてくれた友人に感謝です。
案の定、号泣しました。


two 10代の甘酸っぱい恋模様を描く、王道青春ラブストーリーといった雰囲気ですが、”死を間近にした少女の生き方”とそれに向き合う少年のヒューマンドラマでもあります。

正直なところ、物語の序盤は主人公の少年”僕”にとって都合の良すぎる展開が目白押しで「こんな女いねぇよっ」とイライラしながら見ていましたが、最初からこの少女”桜良”は少年が好きなんだろうなと頭を切り替えて観ると腑に落ちます。

でも、物語の本質はそこじゃない。

二人の距離が接近しつつも、いずれ桜良は死んでしまうという残酷な事実に向き合っていく”僕”の葛藤と、自分の身に待ち受ける運命を知りながらも明るく前向きに生を全うしようとする桜良の姿が物語が進行していくにつれて、胸の奥に深く切り込んできます。
桜良の存在に惹かれて内気で孤独だった”僕”が少しずつ変化し、閉鎖的だった少年の世界が少しずつ開けていきます。桜良との約束によって新しい世界に踏み出していくラストは号泣必死。

“死”という暗いテーマを掲げながらも、桜良の天真爛漫なキャラクターが明るく希望に満ちた愛のある作品にしてくれています。

浜辺美波
この映画を観たら浜辺美波のファンにならざるをえません・・・

大人になってからの描写は小説には無い映画のオリジナル演出らしく、映画を紹介してくれた友人は蛇足だと言っていましたが、僕は好きですね。あの展開。 小栗旬 あれだけ食わず嫌いしていた映画ですが、初めて観たあとに3回リピートしました。そのたびに大号泣。
そんな作品は人生で初めてです。


ハッピーエンドの映画ではないですが、浜辺美波演じる少女”桜良”の明るく前向きなキャラクターと残された人々に対する最後のメッセージに胸が暖かくなるとてもいい映画です。
ボックスティッシュを用意して、ぜひ大泣きしてください。

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