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V系黄金期を彩った背徳系バンドたち

V系バンドが大量に続出して音楽シーンを賑わせた1990年代〜2000年前半。
V系といえば、黒服&ゴス、暗く暴力的な激しい音楽 というイメージを持っている人も多いでしょう。
奇しくも「エヴァンゲリオン」や「FF7」などが社会現象を巻き起こすほどの人気となり、少年Aと呼ばれたあの凄惨な事件が起こり大きなニュースになりました。
死を連想させるような陰鬱で猟奇的な空気を纏いながらも、儚げで繊細な独自の感性で美を追求する―― 今で言う”厨二”感の強い文化が非常に持て囃された時代でもあります。
V系黄金期を支えた”背徳系”バンドの数々を振り返ってみましょう。いくつご存じでしょうか?

黒夢

Vo.清春、Ba.人時の二人からなる、ヴィジュアル系黄金期の初期を牽引した2ピースバンド。
名古屋系の代表格で繊細で切なく哀愁漂う楽曲が特徴。攻撃的な激しい一面も持つ過激な楽曲も多くあり、V系黄金期には新曲リリースの度にオリコンチャートにもランキングされるほどV系バンドの中では大成したアーティストです。 V系黄金期から末期にかけて音楽性が次第にパンクに傾倒し始め、ヴィジュアル面にも大きな変化が顕れました。
中性的で妖艶でいわゆる黒服系の容貌から、カラフルでダメージ加工の施されたシャツやジーンズ、派手なタトゥーなどヤンキーっぽい出で立ちのファッションにシフト。黒が当たり前だったV系バンド達にヴィジュアル面で大きな影響を与えたと思われます。 1999年には無期限の活動休止が発表されましたが、同時期に清春のソロプロジェクト「SADS」が始まり黒夢は事実上の解散状態。
2010年頃に再結成され何度かライヴや新曲のレコーディングも行われましたが、現在は再び活動休止中。2016年以降の活動がないため、現在はバンド自体がほぼ消滅しているような状態です。

EMI 1994~1998 BEST OR WORST

DISC:1
1. ICE MY LIFE 2. 優しい悲劇
3. Miss MOONLIGHT 4. Love Song
5. 至上のゆりかご 6. 夢
7. KISS 8. Walkin’ on the edge
9. BEAMS (FAKE STAR VERSION) 10. SEE YOU (FAKE STAR VERSION)
11. ピストル (FAKE STAR VERSION) 12. DEAR BLUE
13. NITE & DAY 14. Spray
15. Merry X’mas,I Love You 16. MARIA
17. REASON OF MYSELF
DISC:2
1. CHANDLER 2. S・A・D
3. 解凍実験 4. 「H・L・M」 is ORIGINAL
5. BARTER 6. SEX SYMBOL
7. Suck me! 8. Distraction
9. BAD SPEED PLAY 10. MIND BREAKER
11. Unlearned Man -1998 CRAZY FIRE VERSION-
12. カマキリ -1997 BURST VERSION-
13. SICK -1997 BURST VERSION- 14. 後遺症 -aftereffect-
15. 少年 16. Like A Angel -NEW TAKE-
17. S.O.S 18. LET’S DANCE
19. C.Y.HEAD 20. FAKE STAR
21. EITHER SIDE 22. MY STRANGE DAYS

Laputa

こちらも名古屋系の代表格。
のどを締め付けるような甲高いヴォーカルが特徴的。硬質でラウドなサウンドとスピーディーな強いビートのソリッドロックがカッコいい、王道的な黒服系バンドです。
メジャー2ndシングル「EVE」が深夜番組「CountdownTV」のテーマとして使用されていたのを見て僕はやられました。 アニメ「金田一少年の事件簿」の主題歌に「meet again」が起用、「揺れながら…」が電波少年のEDに起用され、オリコンチャートにも頻繁にランクイン。知名度をグッと上げファンを増やしましたが、背徳系の雰囲気は一般には受入れられずらいのか黒夢ほどの大きなヒットにまではいたりませんでした。それでも全国区の人気を誇ったV系好きにはよく知られた存在です。 バンドの後期には他の名古屋系と同様に少しずつ音楽性がパンクっぽい方向にシフトしていきましたが、Laputaの場合はラウドで攻撃的な部分が強調され、HR/HM的なダークでヘヴィ、重厚なロックへとカッコいい進化を遂げています。
それでもV系らしい背徳感漂う楽曲は後期の作品にも多く見られ、音楽的にはそれほど大きな変化は見られませんでした。結成初期のころ以外、2004年の解散までメンバーチェンジを行わなかったので世界観がずっと変わらなかったカッコいいバンドです。

BEST 1995-1999 except Coupling Collection CD

Disc1:
1. 硝子の肖像[★★★]
2. eve~Last night for you~[★★★]
3. meet again[★]
4. 揺れながら…[★★]
5. Feelin’the sky[★★]
6. Breath[★★★]
7. Chimes[★★]
8. Virgin cry[★★]
Disc2:
1. falling~
2. too late
3. Vertigo[★]
4. Four leaf clover[★]
5. 止まない耳鳴り[★★]
6. かげろう[★]
7. カナリヤ[★]
8. MONOCHROME[★★★]
9. ロゼ[★]
10. ナイフ[★]
11. Jesus[★★★]
12. Starting Paranoia
13. Masquerade
Disc3:
1. 奈落の底[★]
2. Obsessed Life
3. 針の筵[★★]
4. 麝香
5. OVER MIND
6. B.C.[★]
7. Asleep&Awake~不眠と催眠~
8. an eternity
9. ALKALOID[★★★]
10. MASTER~Go beyond dimension~[★]
11. クラッシュボウイ

Best AL+CLIPS 2000~2004

1. Blast-off Time
2. Programized Heaven
3. Silent on-looker
4. Shape~in the shape of wing~
5. Final
6. Unusual
7. Material Pleasures
8. 深海
9. Night and Day
10. 太陽と蒼い月~2 Lovers~
11. Stray
12. Brand-new color
13. Freedom
14. Sparks Monkey
15. POPular UPrising
16. Dummy
17. Kiss in the Clouds

雫…Shizuku

月が闇に翳るとき 反戦をテーマに掲げ、荒廃的、終末的な雰囲気を持つ”雫…”
楽曲の完成度が非常に高く、インディーズバンドとは思えないほど洗練されたサウンドに初めて聞いたときは驚きました。
雫…も名古屋のバンドで当時はそれなりに知名度も人気もあったようですが、メディアへの露出は少なく、映像作品も多くはありません。
曲は良かったんですが演奏技術が少し足りてない感があり、liveでの印象がちょっと違います。。
けっこうニッチな音楽性と雰囲気を持つバンドだったので商業的には伸び悩んだ様子で、メジャーデビュー後3年ほどで解散。
しかしながら楽曲の完成度は秀逸で、今聞いてもカッコいいバンドだったと感じます。

Deshabillz

Deshabillz 当時黒服系の多かったV系の中で、死人のような白い肌、白装束に血染めの衣装など、死や霊的な世界観に振り切っている背徳系の極地。
スローな曲調ながら猟奇的で不気味な雰囲気が漂う怪しい魅力の強いバンドで、クリーンで繊細な音色の楽器が織りなす幻想的な楽曲が特徴。
ただ、ヴォーカルの音量が小さすぎて何歌ってるのか解らない。。。
1998年HIDEの葬儀に向かう途中でベーシストの美歪が自動車事故に遭い他界するという悲劇に見舞われたことでバンドは活動休止を余儀なくされる。
2008年に活動を再開。オリジナルメンバーはVo.のSHUNのみ。

人格ラヂオ

黒スーツに腕章。猟奇的で歪んだ世界観を纏いながらも、文学的な感性を持つ独特の詩とメロディーが特徴的な、Vo.悠希とBassの那オキからなる2ピースバンド。
楽曲の大半は荒廃的で終末感の漂うスローテンポのものが多く、マイナーコードの不安定なメロディーラインが幻想的な雰囲気を醸し出しています。 楽曲の魅力とVo.悠希のべしゃりの達者さも相俟って、大々的な宣伝も無くじわじわと人気を獲得していった実力派ですが、諸事情によりブログが炎上してしまい、それをきっかけに活動休止に追いやられるという悲惨な末路を辿りました。
大体はファン同士のネット上での喧嘩が原因なので、普通に彼らの音楽が好きだった人間にとっては至極迷惑な話です。。。
「ネットも人を殺す」実例ですね。。。

ムック(Mucc)

ネオVに注目が集まる少し前に衰退していくV系の氷河期を牽引した”御三家”の一角。
密室系の代表格でV系らしいダークな雰囲気に加え、絶望、失望といった悲観的で破滅的な視点がバンドの核を構築している。 ノスタルジックなメロディーとホラー的なおどろおどろしい歌詞が不気味な空気を見事に作り出していて、和製ホラー映画的な世界観が圧倒的な魅力を放っています。 それまでのV系のスタンダードだったソリッドロックとは明らかに違う音楽性で、どことなくハードコア的な激しさを持っている楽曲がV系ファン以外のリスナーからも支持され、現在ではロック系のイベントにも数多く参加しているV系出身では珍しい活動を展開しているバンドです。
> 公式サイト[https://55-69.com] <

BEST OF MUCC II

1. ファズ  2. 梟の揺り篭
3. アゲハ  4. 空と糸
5. 咆哮  6. フリージア
7. ジオラマ -20th 飛翔 Ver.- アルバムのみ
8. 約束 -Original Lyric Ver.-
9. フォーリングダウン
10. 暁 -20th 飛翔 New Take Ver.- アルバムのみ
11. アルカディア featuring DAISHI DANCE
12. ニルヴァーナ  13. 風と太陽
14. ブレア・ラビット  15. ステラ
16. MOTHER  17. Mr. Liar
18. G.G.  19. HALO
20. World’s End  21. ENDER ENDER
22. 睡蓮  23. TONIGHT

BEST OF MUCC

1. 謡声(ウタゴエ)  2. 流星
3. 最終列車  4. ココロノナイマチ
5. ガーベラ  6. 我、在ルベキ場所
7. 雨のオーケストラ  8. モノクロの景色
9. 路地裏 僕と君へ  10. 名も無き夢
11. ホリゾント  12. リブラ Best Hold It Remix
13. 9月3日の刻印  14. 夕紅
15. 優しい歌  16. フライト Best Hold It Ver.

WORST OF MUCC

1. アカ  2. 絶望
3. 茫然自失  4. 儚くとも
5. 翼を下さい  6. 夜
7. スイミン  8. 家路
9. あやとり  10. 前へ
11. 蘭鋳  12. ジレンマ
13. 断絶  14. 試験管ベイビー
15. 娼婦 DEMO

メリー(MERRY)

御三家の一角にして昭和歌謡的なレトロなメロディーとV系特有の陰鬱で激しいロックを融合させた”レトロック”の立役者。
インディーからデビュー時は特殊メイクを取り入れたゾンビのような出で立ちで、観客をドン引きさせる奇行を繰り返すぶっ飛んだステージが話題を呼び、事前告知なしのシークレットライブ状態でありながら人気を広げていった。 アングラな雰囲気が漂うノスタルジックな独特のメロディーと高音で悲哀に満ちた特徴的なVo.ガラの歌声がメリーの奇怪な世界観に拍車をかけ、メンバーの高い演奏技術も非常に魅力的なバンド。 もともと独特な音楽性だったためV系に見られる音楽的な特徴は少なく、活動を重ねるごとにだんだんとハードコア的でより洗練された和声ロックに変化してきている。しかし結成以来メンバーチェンジを行わず、ずっと変わらない世界観を貫き通しているので根本的な音楽性や世界観の変化は少ないバンドだと思う。
> 公式サイト[http://merryweb.jp] <

MERRY VERY BEST -黒い羊-

DISC1:
1. 六本木ジャジー喫茶  2. 黄昏レストラン
3. 路地裏哀歌  4. 躊躇いシャッフル
5. チック・タック  6. 東京テレホン
7. 想ひでサンセット  8. そして、遠い夢のまた夢
9. 哀しみブルートレイン  10. 「東京に降る雪、、、」
11. さよなら雨(レイン)~リバース~  12. コールing
13. 木洩れ日が僕を探してる・・・  14. 歌声喫茶『モダン』
15. 日ノ出町、街角ツンデレラ~2番ホーム篇~  16. 赤い靴
DISC2:
1. GI・GO  2. バイオレットハレンチ
3. Ve – doro  4. イエローガール
5. ジャパニーズモダニスト  6. ハライソ
7. T.O.P  8. 首吊りロンド
9. 溺愛の水槽  10. センチメンタル・ニューポップ
11. 妄想rendez – vous  12. sweet powder
13. 最果てのパレード  14. オリエンタルBLサーカス
15. [human farm]  16. カナリア
17. 閉ざされた楽園  18. Midnight Shangrila
19. 不均衡キネマ  20. finale

MLICE MIZER

Gacktが所属していた伝説のゴスバンド。
フランス人形のような超本格的なゴシックファッションを取り入れ、クラシックとロックを融合させた唯一無二の音楽体系で圧倒的な世界観を生み出したMALICEMIZER。
フランス語で書かれた詩やタイトル。MVまでフランスロケで制作され、ライブではまるでミュージカルのような豪華セット。 BUCK-TICKの登場でV系ファッションでも黒服ゴスが定着していた当時、彼らの登場によりゴスの価値観が一変しました。 非常にポップで軽やかなメロディーながらもどこか狂気を宿した怪しげな空気を纏う詩と楽曲が魅力的。
シンセサイザーやストリングスを駆使した幻想的な雰囲気に加え、高い演奏技術がバンドの世界観を支えています。 メジャーデビュー後わずか1年ほどでGacktが脱退してしまい、拍車をかけるようにドラムスのKamiが急性くも膜下出血のため急逝し、バンドの活動が低迷してしまいます。
メンバーチェンジを繰り返しながら活動は存続していましたが、やはりGacktが所属していた当時のバンドの状態が世界的にも音楽的にも最も成熟していたので非常に残念です。

merveilles

1. ~de merveilles
2. Syunikiss~二度目の哀悼~
3. ヴェル・エール~空白の瞬間の中で[★★]
4. ILLUMINATI[★]
5. Brise[★★]
6. エーゲ~過ぎ去りし風とともに~
7. au revoir[★★★]
8. Ju te veux
9. S-conscious
10. Le ciel[★]
11. 月下の夜想曲[★★]
12. Bois de merveilles

Voyage

1. 闇の彼方へ~
2. Transylvania
3. 追憶の破片[★]
4. premier amour[★★]
5. 偽りのmusette
6. N・p・s N・g・s[★]
7. claire~月の調べ~
8. Madrigal[★★★]
9. 死の舞踏
10. ~前兆~

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