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社会派サスペンス「震える牛」

2012年 小学館刊行 相場英雄著
日本でも一時期話題になった狂牛病(BSE)問題を取り上げた推理サスペンス。

生真面目で昔気質な刑事 田川 が未解決のまま迷宮入りしていたある殺人事件に疑問を抱き再捜査を始ると
単純な物取りの犯行だと思われていた事件が、日本の食品業界を巻き込む大事件に発展する可能性に気づく。
更には警察組織の大きな陰謀まで明らかになり、捜査一課の一刑事でしかない田川は捜査を続行させることが難しくなっていく。

一時期、TVCMでもよく流れていました。
タイトルからはどんな内容なのかいまいちピンときませんが、BSE問題を取り扱った作品ときいて納得。
主人公の田川刑事がとにかく真面目で粘り強い。
ちょっとした手掛かりから犯人像をあぶりだし、事件の裏に隠された大きな陰謀に立ち向かっていきます。 はじめは物取りの末の殺人だと思われていた強盗事件が、実は社会性の高い大事件だったと気づき、次第に物語は日本の食品業界に潜む暗い影を浮き彫りにしていきます。

この小説を読むと、多くの人はしばらくの間、外食できなくなるんじゃないかな?
僕も初めて読んだときはかなりショックを受けたので、今は改善されていると思いたいですが・・・


この作品はwowwowでドラマ化もされていて、現在はAmazonprime等の有料チャンネルでも視聴が可能になってます。
主人公 田川はどちらかと言うと恰幅のいい中年男性というイメージを持っていたんですが、
ドラマでは三上博史さんが演じていて、シュッとしたイケメンになってます。
すごくいい芝居しますね三上さんは。

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