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音楽が無いと生きていけない
元祖Visual系「BUCK-TICK」
言わずと知れた日本ロック界の頂点に君臨するモンスターバンド。
1987年のメジャーデビュー以降一度もメンバーチェンジを行わず今なお精力的に活動を続けている彼らは、日本のロックシーンにおいてもっとも偉大な功績を残したバンドのひとつと言えるでしょう。 アニメのタイアップや椎名林檎さんとのコラボなど話題は尽きませんね。
ヴィジュアル系の元祖といえばBOOWY というのが定説になっていますがそれについて僕は否定的です。
昨今のヴィジュアル系の多くに共通する”黒服、ゴス”の二大要素をいち早く取り入れ世に広めたのはBUCK-TICKであり、明確な世界観を持った音楽性や視覚的なイメージへのアプローチを図ったパイオニアはやはり彼らだと思います。
1990年発表の『悪の華』前後からゴシックロックに傾倒し始め、常に進化を続けながら、現在のヴィジュアル系の基盤とも言うべき姿を確立させています。
デビュー初期はノリのいいアップテンポでメロディックなパンクっぽさを感じる楽曲が多かったですが、
『JustOnemoreKiss』発表後から、だんだんとアングラな怪しい雰囲気が漂い始めます。
『DarkerthanDarkness』あたりから音楽性がハードになり、徐々にギターノイズが混じり始めます。『SexyStreamLiner』でノイズ音楽が完成系を迎えたようです。
この時期はかなり独特な音楽性にシフトしていた頃なので、聴く人を選ぶ楽曲が多いですね。 この時期の楽曲の魅力に気付かず離れかけたことがありましたが、後になって聞いてみて、なかなか粒ぞろいの名曲が沢山あることに気づきました。
新作を発表するごとに変貌を遂げ、今やデビュー当時の面影は皆無と言ってもいいほどですが、 これほど鮮烈な世界観と異彩を放つアーティストはそう居るものではありません。
『天使のリボルバー』以降、全盛だった頃のメロディックなロックを思わせる楽曲が増えてきているので改めて彼らのカッコ良さを実感しています。 あっちゃんは絶対ヴァンパイアだ。歳取らなすぎ。美しすぎ。
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