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音楽が無いと生きていけない
王道ハードロック「HaremScarem」
1990年代を代表するカナダ出身のHR/HMの大御所「HaremScarem」
ハードなサウンドと軽やかなメロディーが共存する洗練された音楽性が魅力なんですが、デビュー当時はBONJOVIやGunsn’Rosesなどの台頭によりHRが盛り上がりを見せていた1980年代末期で、HAREMSCAREMも初期の作品は硬派で重厚なHM寄りのサウンドが特徴的なバンドでした。
僕がHAREMSCAREMの音楽と出会ったのは1990年代後半だったので、その当時のサウンドにハマったワケですが、後になって初期の作品も聞いてみたところ、(正直メタル系はあまり得意ではないんですが)やっぱりメロディーが抜群に良かったので見事にはまりました。
当時人気の高かったバンドたちと同様、デビュー間近の頃は長い髪に露出多めのタンクトップにレザーパンツみたいな、メタル系バンドにありがちなビジュアルでしたが、ボンジョビやガンズほどの派手さはなく、どちらかと言えば地味な印象。
1998年発表の「Big Bang Theory」の頃になると見た目も音楽性も爽やかなパワーポップ系にシフト。同アルバムに収録されている「SOo Blind」は新境地を開拓した名曲です。
1999年アルバム「Rubber」を発表を機に、バンド名を「Rubber」に改名し完全にパワーポップ路線のバンドに変貌しました。相変わらずメロディーはいいんですがHAREMSCAREM時代のハードさが鳴りを潜めてしまったので、個人的には少し物足りない印象でしたね。
Rubberでの活動はわずか2年で終了し、ふたたびHAREMSCAREMとして活動を再開し、現在も精力的に活動を続けていますが、
50を過ぎてもこの迫力のサウンド。むしろ今の方がカッコいいんじゃないかと感じる。そんな王道ハードロックバンドです。
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