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ひとり旅

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剣と魔法のグラストンベリーへ

イギリスといえばハリーポッターに代表されるように、神秘的な童話や伝説があふれる魔法の国。
ドラゴンや剣と魔法の伝説にちなんだ作品があふれるイギリスでは、本屋さんにも中世ファンタジー系の作品がたくさん並んでいて、1つのコーナーとして出来上がっています。
おそらく、アーサー王伝説やマビノギオンといった王道ファンタジー発祥のお話が古くから語られてきているからなのかもしれません。
今回の留学でも、イギリスの童話作家にゆかりの深い土地をたくさんめぐりたいと考えていました。
イギリス南部では私の住んでいるボーンマスに「フランケンシュタイン」で有名なメアリーシェリーのお墓がありますし、ロンドンにも「ピーターパン」の銅像や「シャーロックホームズ」の舞台”ベイカーストリート”など、見所がたくさんありますが、そのお話はまた別の機会に。
今回はアーサー王伝説に縁の深い場所”グラストンベリー”を訪ねます。

お風呂が無いイギリスでお湯に浸かりたいという思いから温泉を探していたところ、Bath(バース)という場所があることを知り、バースへの旅を計画したのですが、情報を調べているときにグラストンベリーが近くにあることを知りました。
グラストンベリーはアーサー王が最後を迎えたとされる幻の島”アヴァロン”があった場所として考えられており、実際にアーサー王のお墓があります。
また、毎年6月の後半に行われる世界最大級の野外フェス”ラストンベリーフェスティバル”でも有名な場所です。

ボーンマスからグラストンベリーへの旅

イギリスの南端に位置するボーンマスはどこに行くにもひと手間かかります。
グラストンベリーへ行くにはまずバースを経由した方が分かりやすいので、拠点(ホテル)をバースに構えて、バースからグラストンベリーへ向かうことにしました。

ボーンマスからバースへの直通路線が存在しないので、主に2通りのルートがあることがわかりました。今回もまた長旅になるわけですね。。。
「ヨービル」を経由する西側のルートと「サウザンプトン」を経由する東側のルートが公共の交通機関を乗り継いで行ける主なルートです。
map 直線距離ならすんなり行けそうなのですが、ヨービルやサウザンプトンのような大都市をつなぐ鉄道が走っているので、どうしても遠回りになるようです。 ただ、イギリスの鉄道はかなり高額。「何とか安く抑えたいッ」と頭を悩ませた結果、路線バスを乗り継いで「ソールズベリー」を経由するルートを発見しました!
バス バスを利用するので費用も抑えられるし、直線に近いので時間的にもほかの2ルートとさほど変わらない時間で行けそうです。

ボーンマスからソールズベリへは、以前ストーンヘンジを訪ねるときに使った路線バスで一度行ったことがあるので、朝イチの始発バスでソールズベリーに向かいます。約1時間くらいですね。 X2 ソールズベリーからバースまでは鉄道を使います。ソールズベリーからバース行の電車が出ているのでこちらも約1時間ほどでバースに到着します。
路線バスは予約なしでそのまま乗れますが、鉄道は予約した方が安いので、TrainLineアプリから予約を行いました。

いったんバースに到着、すぐにグラストンベリーへ

バースに到着したのが午前9時ころ。まだお店なども開かない早朝に何とか到着出来ました。
バースは思いのほか大都会。駅周辺は近代的なビルが立ち並びつつも、レンガや石壁の歴史的な建造物が共存する素敵な街並みが見えます。
駅のすぐお隣に大きなバスターミナルが建っているので、ここからグラストンベリー行のバスに乗車します。

バースからグラストンベリーへ直通のバスは出ていないようなので、一旦”ウェルズ”という町を経由します。 wells バースからウェルズまで2時間ほど(間に1度乗り継ぎ)、ウェルズからグラストンベリーまで30分ほどで到着です。
ウェルズはイギリスで一番小さな都市と呼ばれているらしく、観光地としても有名なのか、私が訪れて時間には多くの人で賑わっていました。
グラストンベリー行のバスが出るまでほんの少し時間があったので、街中をぶらりと歩いてみましたが、蚤の市みたいな催しものがあったのか街中に露店が立ち並び、立派な大聖堂もあり、石造りの古い町並みも素敵ないい場所でした。

グラストンベリー到着!

街並み

お昼頃にようやく到着。グラストンベリーはあいにくの雨。それでもすでにたくさんの観光客で町は賑わっていました。(あいかわらずイギリス人は傘を差しませんね) 街の中には妖精にちなんだグッズやパワーストーンを扱うお店がたくさん。本屋さんには一般的な読み物とは違うスピリチュアルな本がいっぱい並んでいます。
土曜日だからか露店なんかもたくさん出ていて、街全体がなんだかお祭り気分。(イギリスは土日にフリマみたいなのをやっている街がたくさんありますね)
全体が魔法の街というイメージで、観光地的な賑やかさとスピリチュアルな雰囲気が共存する素敵な場所でした。 大きな建物が無く、石造りの古い建物が多い印象。お店とお店の間に狭い小路がいくつもあって、その中にも不思議な小物を扱うお店などがひしめき合っている感じです。
メインストリートもそれほど長くないので、少し歩くと住宅街に紛れ込んでしまう、割とこじんまりとしたかわいらしい街です。

教会
中心部にある教会「セント・ジョンズ・チャーチ」

グラストンベリー・アビー(Glastonbury Abbey)というイギリス最古の修道院の遺跡なんかもあって、ここにはアーサー王のお墓があった場所として有名で、観光名所になっています。
(アーサー王は実在の人物か神話上の架空のキャラクターか、実際にはよくわかっていないらしいですが、そんな人のお墓があるというのもロマンですね)


午後2時ころ。
早朝からずっと移動を続けて食事もまともにとっていなかったので、少し遅めの昼食にすることにしました。
待ちブラしているときに小さな行列ができていたフィッシュアンドチップスの専門店を見かけたので、気になって戻ってみると行列がなくなっていたので、いいタイミングだと思って入店。

Knight’s Fish Restaurant (ナイツ・フィッシュ・レストラン)

フィッシュ&チップス専門店

後から調べてわかりましたが、100年以上前から続く老舗の人気店で受賞歴もあるお店でした。
お店に入ると、まずテイクアウトのカウンターがありすでに数人のお客さんが待っていましたが、テイクアウトカウンターの奥にレストランへ入る扉がありました。
扉をくぐるとテーブル席がたくさん。すでに多くのお客さんが食事中です。
一人で食事をとるというのは日本特有の文化なのか、まわりはみんなグループでちょっと肩身が狭い。日本のおひとりさまに慣れてしまっているので異国では浮きますね。 地ビール 昼のみはあまり得意ではないですが、グラストンベリーの地ビールがあったのでせっかくなのでフィッシュアンドチップスと一緒に注文。
ビターでさわやかな香りがするビールとサクサク衣のタラのフライの組み合わせはもう最高ですね。

Glastonbury Tor(グラストンベリー・トー)

グラストンベリートー

グラストンベリーで一番の観光名所といえばやはりここ。
周りは何もない丘のてっぺんにポツンと建つ旧聖ミカエル教会。
かつては丘周辺が一面 湖や湿地帯になっていたらしく、アーサー王伝説で有名な伝説の島”アヴァロン”がここだったのではないかとする説があります。
街の中心部から少し離れた場所から丘を目指すシャトルバスが出ていて、バスを待つ観光客がたくさんいました。
現地で見上げるのもいいですが、街の側から遠めに眺める方が丘全体が見渡せるので、よさげなスポットを探してパシャリ。 雨も上がっていい1枚が撮れました。

シャトルバス乗り場へ向かう道中には聖杯伝説の言い伝えがある庭園チャリス・ウェル(Chalice Well)もあります。


今夜の宿はバースなので、午後5時には戻ることにしました。
バースに戻るまでにも3時間近くかかりますからね。
バース行のバスが出ているであろうバス停に向かう道中、たくさんの警官とパトカーが道を封鎖して町から出られなくなってしまいました。。。
街の中心部には信じられないくらいの人だかり。何事かと思っていると遠くの方から音楽が聞こえてきて、鎧騎士やドラゴンの巨大な頭を担いだ一団がこちらに向かってくるのが見えました。
今日は2025年10月25日。どうやら偶然にもGlastonbury Dragons(グラストンベリー・ドラゴンズ)というコミュニティ団体が主催するイベントが開催されていたらしく、祖先を称える炎の儀式のパレードに遭遇したようです。(どおりで人が多いわけだ)

もう少し見ていたいけど、バスを逃すと帰りがいつになるかわからないので、後ろ髪を引かれつつグラストンベリーを後にしました。
さぁ、明日はバース観光だ!

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